実践的看護師マネジメント
第3回
内罰的な管理職と外罰的なスタッフの組み合わせが離職者を生む

スタッフの落ち度まで自ら背負い込む先輩は一見、「頼もしい人」と思われがちだが、組織運営の観点で言うと、むしろ組織崩壊を招く要因ともなり得る。「言うべきときは言う」姿勢は、スタッフの育成、定着の観点からも不可欠なのだ。

なぜ、こうした連鎖が起こるのでしょうか。自分に置き換えて考えてみると、家の前に停められていた車の窓ガラスが壊されたまま放置されていたとすると、「みんな見てみぬふりだ、ここではいざというとき、誰も自分を守ってはくれないだろう」と不安な気持ちになります。こうした「不安」や「恐怖」が募ると自己防衛本能が働き、交感神経がピリピリとし始め、それが高じることで暴力的になっていくのではないか──と推測されています。

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