仙台市で「医ケア児おやこ映画会」開催!

2023年8月18日(金)より、認定NPO法人フローレンス(東京都千代田区、代表理事:赤坂緑)が「#医ケア児もいっしょに まざらいんキャンペーン」を仙台市で行っており、その一環として宮城県内のショッピングモール併設の映画館にて、医療的ケア児とその家族を対象とした「医ケア児おやこ映画会」が開催されました。

安心して映画を楽しめるよう
医療機器用の電源確保、照明や音量にも工夫

「医療的ケア児」とは、重篤な疾患や障害を抱え、日常生活において医療的な支援や看護が必要な子供たちのことで、今回イベントが行われた宮城県内には300名を超える医療的ケア児が暮らしています。
彼らはたんの吸引など、音が出るケアが必要であることが多く、静かな環境が求められる映画館にはなかなか足を運び辛いという思いを抱えていました。

そうした不安を取り除き、子供たちとその家族が心地よく映画を楽しむ場を提供することを目的として開催されたのが「医ケア児おやこ映画会」です。
映画会のためシアターを1つ貸し切り、医療機器用の電源を確保するための設備が整えられたほか、車椅子やバギーのためのスペースも広く確保されました。
また、上映中の照明は通常より明るめ、音量も控えめに調整されており、子どもたちが安心して映画に集中できるように工夫されました。

参加者からは

「どうしても、たん吸引の音や医療機器のアラーム音などが気になってしまうので、映画館に行くことはハードルが高いと思っていましたが、今日は気兼ねなく映画を楽しむことができました。夏休みの良い思い出になりました」(医ケア児の母親)

「妹が目を大きく開いて集中して観ていました。来てよかったなと思うし、妹と一緒に映画を観られてうれしかったです」(医ケア児の兄)

――といった声があがりました。

この特別な上映会の開催には、認定NPO法人フローレンス仙台支社への寄付や基金が活用されました。
地域の支援により、医療的ケアを必要とする子どもたちとその家族が楽しい時間を共有した、貴重な機会となりました。
なお、この「医ケア児おやこ映画会」は8月8日(火)にも行われています。

同法人では、今回のイベントの他にも「医ケア児と一緒に水族館」などいくつかの企画を進行中で、「まざらいん キャンペーン」の支援の輪を広げていく取り組みを進めています。

▼「まざらいんキャンペーン」詳細
フローレンス、8月18日より仙台市で医療的ケア児家庭を包括的に支援する 「#医ケア児もいっしょに まざらいんキャンペーン」をスタート!

*まざらいん=仙台の方言で「こっちへおいで」「いっしょにやろう」という意味

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