バス1台で健康診断が受診可能に

総合健診車

一般財団法人近畿健康管理センター(滋賀県大津市、KKC)は、令和4年度の日本宝くじ協会の助成を受けて移動型健診車両「総合健診車」を導入した、と発表しました。

従来の健診車には、胸部エックス線検査車に代表されるように単一検査の車両というイメージがあります。
一方、今回導入した総合健診車は、車内で一般健康診断や特定健康診査(特定健診)の受診が可能で、医療過疎地などこれまで健診の受診が困難であった地域や団体において新たな受診機会を創出することができるようになります。また総合健診車を商業施設や各種イベント会場に展示することで、健康管理の普及・啓発にも活用できます。

受診可能な検査は、胸部エックス線、身体計測、心電図、視力、聴力、血圧、採血、検尿(事前採取)、医師診察など。労働安全衛生法(安衛法)に定められる定期健康診断や高齢者の医療の確保に関する法律(高確法)に定められる特定健康診査(特定健診)を車内で受診できます。

受診前の問診回答から健診に至るまでペーパーレスで受診可能。測定データはリアルタイムでクラウド上に保存されるため、結果の記入ミスなどを防止でき、精度向上を図ることができます。
また蓄電池装置を搭載し、化石燃料を使用しないクリーンな健診環境を実現しているほか、静音仕様で周辺環境にも配慮しています。

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