GEヘルスケア・ジャパンがポケットエコー利用実態調査

GEヘルスケア・ジャパン株式会社(東京都日野市)は、医療施設・在宅・災害地の医療現場で年々利用が増えているポケットエコーの活用実態などを目的に、11月13日から26日までGEヘルスケア プライマリケアに登録している医師を対象に調査を行いました。

調査は、GEヘルスケア・ジャパン超音波本部プライマリケア部の保有リスト約1万800名への調査依頼で行いました。有効回答数は624名(回答率5.7%)で、このうち医師は303名(ポケットエコーを所有している医師184名、ポケットエコーを所有している在宅・訪問医師56名)。医師全体の属性については下記に記載しています。

ポケットエコーを利用している医師(184名)の回答を分析した結果、約95%のポケットエコー所有医師がポケットエコーの有用性を日々実感していると回答。また約半数が診察時間の短縮や再入院防止、病巣の早期発見・迅速な治療計画策定につながっていると回答したほか、4割以上が診察時間の短縮に貢献したと回答するなど、臨床現場における医療の効率化に加え、医療経済への貢献を示唆する結果が得られたといいます。

具体的には、44.6%が施設全体の診察時間短縮に貢献し、41.9%が個々の患者の診察の時間短縮に貢献したと回答しており、人手不足が慢性化する医療現場の効率化に貢献し、また患者さんへの負担軽減につながっていることが示唆されたそうです。

このほか、ポケットエコーを所有する在宅診療医師の37.5%が、平均で年間約5.4件の再入院を防いだ経験ありと回答したほか、ポケットエコーを所有する医師の約7割、ポケットエコーを所有する在宅診療医師の83.9%が、ポケットエコーにより早期発見および迅速な治療計画を立てることができたと回答しました。

詳細は同社ホームページで見ることができます。

 

医師全体の属性
診療科別:
一般内科116名(38%), 循環器科31名(10%)、在宅20名(7%)、整形外科18名(6%)、産婦人科17名(6%)、小児科17名(6名)、総合診療科15名(5%)、消化器科13名(4%)、救命救急科10名(3%)、 呼吸器科5名(2%)、泌尿器科4名(1%)、その他40名(13%)
病棟分類:
急性期89名(30%)、在宅・訪問78(26%)、慢性期40名(13%)、回復期7名(2%)、その他87名(29%)
病床数:
19床以下202名(67%)、20-49床5名(2%)、50-99床9名(3%)、100-199床18名(6%)、200-299床11名(4%)、300-499床23名(8%)、500床以上33名(11%)
(文/ヘルスケア・マネジメント.com)

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