なぜうまくいかないのか? スムーズな連携の秘訣を伝授!
【医療×介護セミナー】 介護事業者の視点から考察する”医療・介護連携”

8月25日(金)に(一社)日本医療経営実践協会主催のオンラインセミナー「介護事業者の視点から考察する”医療・介護連携”」が開催される。講師には社会福祉法人小田原福祉会理事で特別養護老人ホーム潤生園の施設長を務める井口健一郎氏を迎え、介護事業者の立場から感じる医療・介護連携におけるボトルネックとその解消へ向けた施策が語られる。

医療側からは見えない、介護側から見た「医療介護連携」の実態とは

井口 健一郎氏

井口健一郎氏

来年4月に控える診療報酬・介護報酬・障害福祉等サービスのトリプル改定。第8次医療計画、第9期介護保険事業計画もスタートするタイミングでもある2024年度は、医療・介護分野における大きな節目となることは間違いない。

高齢者が増え現役世代の労働人口は減少していくなか、現場を回していくためには効率性を高めていくことが不可欠。ICT等の機器の活用はもちろんのこと、急性期医療から看取りまで、それぞれの機能に応じた多様な職種・業種・業態が連携していくことが求められるが、そのなかで特に重要となるのが、「医療」と「介護」の連携だ。

「病病連携」「病診連携」といった医療の枠のなかでの連携とは異なり、「医療・介護連携」はそもそも別の制度で運用されている医療保険と介護保険を横断する連携となるため、連携の土台となる情報共有からスムーズにいかないことも少なくない。
また「Care(介護)」と「Cure(治療)」では目的が異なるため、ゴールが異なっていることを認識できず、コミュニケーションがうまくいかないケースもある。

今回のオンラインセミナーでは、医療側が考える「医療介護連携」と介護事業者の視点からの「医療介護連携」の違い、そのギャップから生じるさまざまなボトルネックについて、特別養護老人ホームの施設長として実際に医療介護連携に取り組んできた井口健一郎氏が自らの実践事例も踏まえて解説する予定だ。
普段は病院等の医療側で活躍されている方にとって、介護事業者の立場からの率直な提言はこれから医療・介護連携を充実させていくうえで大いに参考になるだろう。

2024年度からは医師の時間外労働の上限規制もスタートする。“惑星直列”とも言われるこの大きな転換期を乗り越えるための一助として、このセミナーで医療・介護連携の秘訣を学び、自院・自施設で活用してはいかがだろうか。
一般社団法人日本医療経営実践協会発行『MMSニュース』2023年7月号より一部改変)

※セミナーの詳細およびお申し込みはこちらから!


■開催概要

セミナー名:介護事業者の視点から考察する”医療・介護連携”
日時:2023年8月25日(金)15:00~15:50
講師:井口 健一郎氏(社会福祉法人小田原福祉会理事、特別養護老人ホーム潤生園施設長/介護福祉経営士2級)
対象:医療・介護連携に関心のある医療機関経営者・事務部門責任者、介護福祉施設経営者、医療機関・介護福祉施設スタッフ、ほか
参加料:医療経営士/介護福祉経営士/栄養経営士 2,000円 一般 3,000円
定員:100名
主催:一般社団法人日本医療経営実践協会
協力:一般社団法人日本介護福祉経営人材教育協会


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