メタバースで医療関係者とコミュニケーションする新機能
大日本印刷株式会社(DNP)は、天藤製薬株式会社のブランドサイト「ボラギノールタウン」のメタバース版「ボラバース produced by ボラギノール」の新機能として、天藤製薬と医療関係者とのコミュニケーションを活性化させる空間を創出した、と発表しました。
DNPは、バーチャルとリアルの空間のよさを掛け合わせ、人々がアクセスする時間・場所を問わずに楽しめて体験価値を高める機会を提供する「XRコミュニケーション®事業」を展開しています。
この事業で培った技術・ノウハウなどを活かし、今回「ボラバース」に対して、バーチャル空間・メタバース内のセミナーホールや会議室などで関係者同士がコミュニケーションできる機能を提供しました。この機能は、「継続的な顧客とのコミュニケーション」を強化するという天藤製薬の目的に沿って開発したものといいます。
「ボラバース」内の病院施設に、特定のURLを通知・配布された招待者が認識できる「医療関係者ホール」を設置。このホール内では、関係者だけで商談やセミナー受講などのコミュニケーションが可能になります。
「医療関係者ホール」内のステージでは、発表者が普段使用しているオンライン会議システムと同様の方法でコンテンツをモニターに投影し、スライドを操作することでプレゼンテーションを容易に行うことができます。
ホール内に設置したパネルでは、天藤製薬が配信する動画や製品概要などの閲覧が可能で、関連するWebサイトにも容易にリンクできます。
また、関係者を限定した状態でのテキストや声によるチャット(会話)が可能です。特定のURLを通知・配布された招待者のアバターがホールに入ると、出入り口に鍵がかかり、他の利用者はこのホールに入れなくなります。加えて、ホールの外に音声が聞こえない「BOX空間」も設置しています。利用者限定という安全性が確保された空間で、オープンな会話ができるだけでなく、さまざまな営業シーンなどのニーズに合わせた機能を提供できます。
※ボラバース produced by ボラギノールは、痔の薬「ボラギノール」の開発・製造に込めた想いやこだわり、変遷の歴史をわかりやすく紹介するメタバース空間で、今年3月31日にオープンしています。
(文/ヘルスケア・マネジメント.com)