参院選立候補の宮澤靖氏がその思いと決意を語る
管理栄養士・栄養士が活躍できる未来を創るために
2025年7月20日投票の第27回参議院議員通常選挙に、管理栄養士の宮澤靖氏(都内大学病院 栄養管理科 科長)が立候補した。当選すれば、初の管理栄養士出身の国会議員となる。何を思って国政を目指し、何を為そうと考えているのか。宮澤氏のメッセージを掲載する。

宮澤 靖氏
いよいよ、栄養業界にとって歴史的な幕開けを迎えようとしております。
今まで、国政の場に「管理栄養士」はいませんでした。
管理栄養士の免状をもち、かつ、現場でキャリアを積んだ者が国会議員になれば、歴史をつくることになるだろうと思います。
私は40年間、臨床の現場で歯を食いしばって、精一杯患者さんに尽力し、若い管理栄養士を育てることに時間を費やしてきました。
大きな成果を残せたかどうかは、これをご覧の皆さまに委ねたいと思います。
自分なりには、懸命にやってきた40年間でした。
しかしながら、2025年7月31日をもって、白衣を脱ぐ決心をしました。
もう、臨床には携わりません。
白衣を脱ぐ決断には大変な勇気が必要でした。
しかし、これからは、患者さん・利用者さん・未病の方・在宅医療の方、そんな方々を守る最前線にいる、管理栄養士・栄養士の先生方をお守りしたい。
最前線にいる管理栄養士・栄養士の先生方に良い環境でお仕事をしていただかなければ、守るものも守れないのではないか。
そう考え、強い決意で決断いたしました。
管理栄養士・栄養士の基本となるのは、昭和22年にできた「栄養士法」です。
この法が約80年間塩漬けになっているという状況が、管理栄養士・栄養士の先生方を苦しめる原因になっていたのではないでしょうか。
今後はこれをなんとか塩抜きしたい。80年間の塩は簡単には抜けないかもしれませんが、ご指導ご鞭撻をいただきながら、またご協力をいただきながら、少しずつでも実現したい。そう考えております。
現場で働く管理栄養士・栄養士の先生方が、将来を考えた時に「続けたいけど、辞めなくちゃいけない仕事」にはしない。
管理栄養士・栄養士という職業を、子どもたちが「将来なりたい」と目指してくれるような職業にする。
そんな環境を創りたいのです。
残念ながら、管理栄養士・栄養士の票だけでは我々の代弁者を国政には送れません。
管理栄養士・栄養士の皆さまが、本当に自分事だと考えていただき、ご家族、ご両親、ご友人、ご学友、職場の同僚や知人の方々に広めていただいて、初めて栄養の新しいページが開くと思っております。
私は自分の身を削ってでも、管理栄養士・栄養士の先生方の環境をお守りする。その覚悟で、本気で今回の選挙に取り組んでおります。
どうかご支援の輪を広げていただき、ぜひ「みやざわ靖」に貴重な1票を投じていただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
◆宮澤氏が語る「栄養士が国政に挑戦する意義 」