エイチエによる管理栄養士・栄養士1,922人への働き方実態調査
管理栄養士・栄養士の6割超が定期昇給するも
半数以上は3,000円以下という結果に

株式会社エス・エム・エス(本社:東京都港区、代表取締役社長:後藤夏樹、東証プライム)は、運営している管理栄養士・栄養士向けコミュニティ「エイチエ」(URL:https://eichie.jp/)を通じ、病院や介護施設、教育機関、給食委託会社などに勤務する管理栄養士・栄養士1,922人を対象に「管理栄養士・栄養士の働き方に関する調査」を実施、その結果を公表した。

昇給すれど上り幅は低迷

エイチエの調査によると、回答したうちの約6割の管理栄養士・栄養士が「定期昇給があった」と答えている。ただし、その半数以上は昇給額を「3,000円以下」と答えており、診療・介護報酬改定が給与に影響していると回答した人は3割程度にとどまっている。

給与の評価・考課制度については、半数以上が「あり」と回答、上司との面談など一般的な職種と同様の評価・考課が行われていることが判明した。
評価に関するコメントでは「管理栄養士、医師、看護師など、専門知識のある職種からの評価がほしい」という要望や「知識や業務理解の薄い上司から評価されることへの不満」の声があったという。

エイチエ「管理栄養士・栄養士1,922人への働き方実態調査」

厳しい給食予算で求められる創意工夫

近年の円安や物価高騰の影響については、給食業務に携わる管理栄養士・栄養士の3人に2人が「円安の影響を悪い方向で受けている」と回答したものの、「給食の予算が増額した」という回答は4割弱に留まり、金額的な対策がなされていないことが伺えた。
それでもこうした厳しい環境の中で、食材の仕入れ方・仕入れ先の見直しや、冷凍食材の採用、レシピの変更など、さまざまな工夫で給食の質を維持してるとの回答が寄せられていた。

アンケート結果では、人件費や材料費、水光熱費等、給食経費の高騰が続くなか、限られた予算で奮闘する管理栄養士・栄養士の厳しい状況が浮き彫りとなっている。

※アンケートに関する詳細は、下記の株式会社エス・エム・エスのプレスリリースよりご確認いただけます。

▼プレスリリース

【管理栄養士・栄養士1,922人への働き方実態調査】6割超が定期昇給するも半数以上は3,000円以下、診療・介護報酬改定の影響は低調。給食予算は4割超が不満と回答。円安や物価高騰により業務難度の上昇を示唆~食材の仕入れ方・仕入れ先の見直しや冷凍食材の採用、レシピの変更など様々な工夫で変化に対応~

◆「エイチエ」
管理栄養士・栄養士向けコミュニティ。献立を投稿・閲覧し、コメントができる献立レポ、栄養士業務に特化したQ&A、求人情報や働き方などのコンテンツを提供。管理栄養士・栄養士を多方面からサポートしている。
URL:https://eichie.jp/

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