フォニムがアルフレッサと代理店契約
2024/01/17更新
DXソリューションで医療業界の働き方改革に取り組む株式会社フォニム(東京都千代田区)は、アルフレッサ ホールディングス株式会社の連結子会社で医療用医薬品などの卸売事業を手がけるアルフレッサ株式会社(東京都千代田区)と、1月9日に医療人材採用のDXソリューション「クーラ(CURA)」の代理店契約を締結した、と発表しました。
クーラは、看護師など医療従事者の時短・短期アルバイト業務を集めた採用プラットフォーム。単発から2か月程度のスキマバイト・お試し転職をマッチングし、潜在看護師(資格を有するが看護職に就いていない人)や副業看護師などの現場活用を促しています。
完全成功報酬制で、導入費は0円です。登録者の80%以上は、200床以上の中・大規模病院出身といいます。
今回の提携により、フォニムは、医療機関との取引関係があるアルフレッサと協力してクーラをより幅広く展開することが可能になることから、さらに多くの医療機関においてクーラを使った働き方改革と人材確保の強化に取り組んでいく方針です。
併せて全国で70万人を超えるという潜在看護師などに対して、スキマバイト・お試し転職のマッチングをきっかけに、新しいキャリア機会の創出を支援していきます。
2024年4月から、これまで適用猶予となっていた働き方改革関連法案が医師などにも適用され、時間外労働の上限は原則として年960時間となります。これに伴い多くの医療機関では、看護師などコ・メディカル(医療従事者)との間でのタスクシフト・タスクシェアを推進し、医師の負担を軽減させる取り組みが急務となっています。
※フォニムは、2017年設立の教育DXを主軸とする東大発ITスタートアップです。2023年に「クーラ」を提供開始。また、この事業のほかに、音楽教育DX「Phonim Music」を運営しています。
(文/ヘルスケア・マネジメント.com)