福祉や地域の未来について 領域横断的に意見を交わす
12月3日(日)東洋大学 赤羽台キャンパスにて、社会福祉法人武蔵野会と一般社団法人ぼくみんが協働で 「ふくしデザインゼミ・オープンフォーラム」を開催。
昨年に引き続き2度目の開催となる同プロジェクトは、2022年にスタートした。福祉やデザインに興味のある若者たちが、福祉法人を舞台に分野や領域を越えて地域に繰り出し、取材を重ね実践的な学びの中から福祉との出会いやかかわり方をデザインすることを目的としている。
今回は「これからを見つける。~ふくしと、地域と、デザインと」をテーマに、福祉社会デザインに取り組みはじめた東洋大学の赤羽台キャンパスで行われた。ゲストは文化人類学者の磯野真穂氏、奈良県東吉野のローカルデザイナー・坂本大祐氏(合同会社オフィスキャンプ)、軽井沢ほか各地で医療・福祉をひらく活動を実践する藤岡聡子氏(ほっちのロッヂ)。コーディネーターは、福島県いわき市を拠点に幅広い活動を展開する地域活動家の小松理虔氏(ヘキレキ舎)が務めた。
当日は、定員100人を超える参加者で会場となる教室が満席となり、関心の高さがうかがえた。
フォーラムでは、さまざまなバックグランドをもち分野の異なる領域で活躍・実践を続けているゲストが、各々のフィールドワークを紹介し、テーマへの考えを述べた。ゲストの発言には共通して「”ふくし”にかかわることは決して特別な人間が特別なことをする行為ではない」ということが通底していた。参加者がこれからのヒントを受け取って学び合い、気づきの時間を共有できる、とても有意義な場となった。
(文/ ヘルスケア・マネジメント.com)
【お知らせ】
ふくしデザインゼミ(社会福祉法人武蔵野会/一般社団法人ぼくみん)の今後の活動は下記のとおり。
東京八王子から、伊豆大島、市が高島、長崎諫早の4地域にエリアを広げて開催。それぞれの地域で「福祉をひらくアイデア」を考え、企画を練り上げます。参加者はデザイン&編集講座、社会福祉法人の経営者・職人との対話や企画会議、さらに地域づくりや支援の現場に赴く1泊2日のフィールドワークなどを経て、3月の公開プレゼンに臨みます。伴走するのは、第一線で活躍するデザイナー、編集者、福祉社会学者たち。少人数のゼミグループでアイデアを磨き上げ、具体的に向かって動き出すプランを完成させましょう。
ふくしをひらく2か月の集中プログラム。ぜひ、ご参加ください。
[期間]2024年1月13日(土)~3月3日(日)
[会場]東京都内
[募集人数]最大20名
[応募対象]学生中心に29歳以下の若者*現地フィールドワーク含む全プログラムに参加意思のある方
[参加費]学生10,000円/社会人30,000円
ふくしデザインゼミの詳細・お申し込みは下記のページをご覧ください!
https://fdsemi-2023-24.peatix.com/
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