看護管理職の 7 割が「職場のメンタルヘルス問題が増えている」と回答
医療・健康関連の出版や職員・患者満足度調査の提供を行う株式会社バリューメディカル(本社:東京都渋谷区 代表取締役:出塚太郎、以下バリューメディカル)が看護管理職のメンタルヘルスに関するアンケート調査を実施、その結果を公表した。
「2022年 病院看護・助産実態調査」(日本看護協会編)によると、近年、看護職員の離職率が増加し、正規雇用看護職員 11.6%(対前年比 1.0 ポイント増)、新卒採用者10.3%(同 2.0 ポイント増)、既卒採用者 16.8%(同 1.9 ポイント増)となっている。
その背景には職場でのメンタルヘルス問題があることが同調査で得られており、前年度(2021 年度)に傷病による連続休暇(7 日間以上)を取得した正規雇用看護職員の中にメンタルヘルス不調者がいたと回答した病院は 76.1%であることが分かっている。
それを受け、バリューメディカルでは6月~8月にかけて東京、名古屋、大阪、福岡の4拠点で「看護管理職向けメンタルヘルスセミナー」を開催、参加した看護管理職が現在抱えている課題・困り事について調査し、結果を公表した。
調査によると、看護管理職が現在抱えている課題として最も多かったのが「職場のメンタルヘルス問題が増えている」という回答で、全体の7割に達した。
また、看護職員のケアを行う副看護部長や看護師長などの中間管理職にマネジメントの負荷がかかっている可能性が高いこともわかった。
看護管理職のマネジメント研修や相談窓口の設置などの必要性があると見て、バリューメディカルでは管理職専用の相談ダイヤルやストレスマネジメント研修など、予防・発見に注力したカウンセリングサービスと多種多様な研修プログラムを用意し、看護職員の働きやすい環境を整えられるよう尽力していくとしている。
▼本件のプレスリリースはこちら
「看護管理職へ職場の課題についてアンケート調査を実施
看護管理職の7割が職場のメンタルヘルス問題が増えていると回答
管理職の疲弊やメンバー育成にも課題感」
■看護師 0 次予防 Well-being サービス
ストレスフルな環境に置かれている医療現場の負を解決するサービス。看護師が日常の悩みを気軽に相談できる「よろず相談カウンセリング」の他、部下への対応に悩む管理職をサポートする「管理職専用相談ダイヤル」など、職員の Well-being をかなえる注目の各種研修を提供している。
■株式会社バリューメディカル(本社:東京都渋谷区 代表取締役:出塚太郎)
MRT株式会社(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長:小川智也)のグループ会社で、情報による患者さんと病院のより良い関係づくりを目指し、医療・健康関連の出版や職員・患者満足度調査の提供を行っている。